2022-05-05

鈍舟の通武揶気:残心(6)

型は武道それぞれである。
剣道形二本目については「形に表さない残心なので特に十分な気位~~」という説明もある。
竹刀剣道は対等な立場で相闘う競技であり、両者ともに打突後の残心が大切である。
一方、剣道形や杖道においては、打太刀、仕太刀(仕杖)両者で行なう形であるが、
これは約束ごととして、打ち方が仕方を引き立てる立場に立つので、攻める仕方に残心が求めれている。
しかし打ち方の残心が不要とも思わない。
居合道は独りで行う形であるだけに残心が難しいのである。
そして仮想敵は一人とは限らない。

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