2022-10-13

鈍舟の通武揶気:「能舞台の歩き方」

能舞台での歩き方は、いわゆる「すり足」である。
剣道でもすり足は言われるが、速さが異なり、やや趣を異にするものの、
移動による体や構えの動揺を少なくし下半身を安定させ、
上半身が自由に動けるようにする足の運びである点は同じである。
能の場合は特にゆったりと歩を進めることが多い。
舞の所作に「差し込み」「開き」というのがあるが、腰がどっしりとして躰が安定している。
「居合腰」の参考になるのかもしれない。

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