2022-03-26

鈍舟の通武揶気(四)

「稽古をしてはならぬ、~~~~」稽古とは?我々は日々稽古を重ねている。稽古を「ケイコ」と呼んでやみくもに練習しても価値はない。それを戒める言葉である。稽古とは単なる練習ではない。古を稽える(考える)のである。先人が研究し積み上げてきた成果を学ぶのである。一挙手一投足、体の動き、手足の動作、刀の使い方ひいては着装、礼法などなど、なぜそうするのか、どういう意味があるのか、疑問を持ち考え研究することによって、本当の稽古となるのである。これこそ真剣勝負と言えるのではないか。

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