2022-05-29

鈍舟の通武揶気:残心(9)

「あたふたと 過ぎ越し方を 顧みば 悔い多くして 暫し残心」

残心につて、いろいろ呟いてきたが、残心は武道専用ではなかろうと思う。
われわれの日常生活に不可欠のものであろう。
外出等に際し、火の始末・戸締り・所持品等に対する気配りなどは必要不可欠である。
道路を通行するに際しても、必要である。
他人に対する気配りも残心かも知れない。
常時、起居・進退・日常生活等、武道を行ずる心で生活を送りたいものである。
意を尽くせぬが,これにて通武揶気・「残心」は完とする。

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