さて杖道であるが、制定杖道12本の仕杖のすべてに「残心を示す」と記してある。
残心を無視してはいけないことの表れであろう。
竹刀剣道でも、平成15年に制定された「木刀による剣道基本技稽古法」では各技に残心を示すとの記述が入れられている。
居合道でも講習会等で例えば3本目など「残心を示しながら」左足より退いてとか12本目などで元の位置に戻る時「沈黙の残心」などの補説がなされることがある。
形で表す残心であろうと形に現れない残心であろうと、心、気構えの問題である。
2022-04-28
鈍舟の通武揶気:残心(5)
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