中学では教練のほかに武道の時間が週一時間あった。
剣道か柔道のどちらか一方を選択することになっていた。
初めて防具を付けて打ち合いをしたとき、小手を打たれて手がしびれるほどの打撃を受けてびっくりした。
その剣友は小学校時代に道場に通っていたのであるが、田舎者はそんなものがあることさえ知らなかった。
これが武道との正式の出会いであった。
しかし、これも一年生のときのみで二年時から学徒動員で、機関砲の弾をつくる旋盤工となり、そして敗戦、武道が出来なくなる。
2022-07-26
鈍舟の通武揶気:居合と健康(7)
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