剣道では、「竹刀は刀と思え、大事に扱え・・・」としばしば言われる。
ところが現実は、なかなかそうはいかない。
特に小学生では叩く道具と化している。
おとなの剣士でも、刀に触れる機会がない。
町剣友会主催・大先輩の米寿祝賀会でお望みの刀を贈ることになり、
鈍舟が居合道初心者用の模擬刀を準備し、祝賀会で大先輩に贈呈したことがある。
会場で刀を振ってみたいという若手の錬士6段が上段から振り下ろしたが、
「びゅっ」と音が出ない。鈍舟が振ると出るのである。
彼は首をかしげて残念がる。
「手の内」「正中線」が意識出来ていないままの竹刀剣道人もいる。
居合を学んで剣道が充実したように思う。
2023-10-25
竹刀は刀と
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