2022-09-28

鈍舟の通武揶気:「謡うときの呼吸」

謡曲の声は腹式呼吸の呼気を用いて発声する。
腹式呼吸は鼻ですばやく息を吸い、口から少しづつ息を出す。
文章はいくつかの文節によって構成されているが、一つの文節を謡うとき呼気の量を量りながら発声する。
一気に吐き出すと後が続かなくなる。
呼気が無くなれば声がかすれてしまう。
稽古と鍛錬を要するところである。
腹式呼吸は精神的安定を得ることが出来るので、私は居合演武の際腹式呼吸することがある。
腹式呼吸を軽く一回ののちに二呼吸目を吸い込んで技に入ることもある。

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